インドで生地探し:カッチ
2018.01.18 13:13|インドで生地探し/まとめ|
こんにちは。
布好き、手芸好きの人にとってのインドでの聖地はきっとカッチでしょう♡
私にとってもそうなのです。
最も好きなブロックプリントと刺繍モノのが生み出される場所ですから(*´ω`*)
しかし広大なインド!!
空は飛行機があるけど、陸路は列車か車というなかなか移動に時間を要する国なのです。
デリーに住んでいても、ジャイプルへ行くようにちょろっとは行けないのだけど、
でも住んでいるうちに行かないという選択肢はない!ということで、カッチ行きがインドでの最終旅行でした。
カッチがあるのはグジャラートの西側。
空港があるのはブジというところなので、デリーからの直行便はなく、ムンバイ経由で行きました。
まずはブジの街中をお散歩。

小さな手芸屋さんでこういうミラーワークに使うミラーが売られていて1人テンションあがる私。。。
これはデリーでは見たことがなかったなぁ。
たまたま通りすがりになぜだか気になったお店が理想通りで自分の嗅覚に驚いた!こちら↓



一階にもショールとか小物とか色々置いてあるのですが、物色しているうちに私が欲しそうなものが店員さんに
伝わったようで、それならこっちにもある、こっちにももっとあると、どんどんお店の奥に案内されました。
売り場というより在庫を保管しておく部屋という感じ。

品定めに夢中であまり写真を撮っていませんでしたが、棚一杯に刺繍物がわんさか!!!
ミラー風のフィルムを使って機械で刺繍されたものもたくさんありましたが、
手作業で刺繍された壁掛けなどもたっくさんありました✨
それらは中古品の古いのもあれば、新品のようなものもあります。
これまでデリーやジャイプルでもこういうものを探していた私。
でも高くて手が出せなかったのですが、ここは違う。私にとって妥当な価格でした。
(ここで相場を知れたのも翌日のために役立ちました)
気に入ったものを引っ張り出して、一枚ずつ広げてもらいながら、欲しいものを絞っていき、いくつかを購入しました。
見終わった後の部屋はすごい散らかりようでしたが(;´・ω・)そういうことも気にならないのがインド!笑
購入したもののひとつは今我が家に掛けてあるこちら♡

そして翌日。
ブジの観光のメインイベントはおそらく多くの方が村々をまわっての手工芸品の製造過程見学や購入。
西遊インディアなど日本の旅行会社も手配をしてくれます。
私たちはガイドは付けず、車と行き先を把握している運転手さんを手配してもらって、村々をまわりました。
例えばこんなところ。

可愛くペイントされた家でおばちゃんが自分の作ったものを見せてくれたり、
販売係?のオジサンが販売用にストックされたものを見せてくれたり。

素敵な刺繍作品がたくさんあったのだけど、ここは結構高い値段を言われました。
大量生産されたようないわゆるおみやげ物とかだったら「ぼったくり!」というところなのですが、
こういう家族や近隣の人たちと手作業で作ったものを販売している場合、そう単純ではないですよね。
しかも自分もハンドメイド品を販売することがある身。しかもその作品が好きで尊敬しているのですから。
作り手のことを無視したような値切り方はしたくないし、こういう伝統的な手仕事が廃れて欲しくないという
思いも込めてある程度の金額は払うべきだと思います。というか、インドに暮らしてからそう思うようになりました。
だからと言って高額ならやっぱり手が出ないので値段交渉はするのですが。
しばらく平行線でしたが、最後に前日のお店での値段も踏まえて自分がこの価格なら買うという価格を伝えました。
オジサンはどこかへ相談に行って戻ってきて、その価格でいいよということになりました。
感謝して、いただいて帰りました。

このあたりの伝統的な家は上のような丸い家が多いようです。
でも随分新しい感じがするのは、数年前の地震で多くの家が倒壊したからです。
それで各所からの寄付などで再建されているので、「インドの西の果ての村々」という響きから想像する感じとは
ちょっとイメージが違う場所も多々ありました。
しかも観光産業としての地でもあるので、伝統的感じに新しく作った、という感じです。
昔のままじゃないのか、、、と残念に思う気持ちも正直ありますが、
震災からの復興と、そこに住む人たちの暮らしがより良くなることを願う方が先ですね。

このおうちの中も、お客さんに見せるためということも考慮してのものなのかもしれませんが、
もう全てが可愛くてうっとりしました♡こんなところに住みたい(*´ω`*)
それから、作品が素晴らしかったのはこちらKala Rakshaさんのミュージアム。
ホームページ http://www.kala-raksha.org/index.htm
NGOが入って、伝統的な柄や手法などを研究したり、古い作品を保存したり、
地元の人たちに教えて作品を作ってもらったりしているそうです。

ここを訪れるまでに見たものは、それもとっても可愛くて素敵で、だけど昔からお母さんとかおばあちゃんが作ってきた
という感じで、手作り感あふれる温かみのある作品ばかりだったのですが、
ここにきて作品の緻密さと美しさにビックリ。ため息ものです。。。
ショップには作品もたくさん販売されていて、値札も付いていますので安心です。
作品によっては結構いい値段はしますが、その作品にかけられた手間や技術の分だけの
値段がついているという印象で、妥当だと感じました。外国でも十分受け入れられる美しさです。
そしてもうひとつ!!
ここではブロックプリントも作っているのですよ~✨
先日ご紹介したジャイプルのブロックプリントとはまたガラリと雰囲気が異なります。
イスラム教の人たちによって作られたアジュラク染めと言うもので、
天然染料を使った深い色味で、柄も宗教的な影響があってか幾何学模様が多いのが特徴です。

訪問したのはこちら↑
この日は祭日で工場は稼働していないということでガッカリしたのですが、、、
布を買いたいと告げるとたくさん保管された部屋に連れて行ってくれました。

興奮気味に、大人買いしましたとも!
アジュラク染めはデリーではあまりお目にかかれません。
前の記事でご紹介したと思いますが、デリーのnature bazaarには時々グジャラートから布を携えて
イスラム教徒のいい雰囲気のおじちゃんが出店してくれていましたが、
そこ以外ではまとまった量のアジュラク染めの生地には出会いませんでした。
こうして大量の大好きなものを抱えて帰ってきましたとさ♡
そしてそのいくつかは既に小さなお洋服になっています♪
インドの素材を使ったこども服や小物はtetoteとCreemaに出品していますので、
ご興味のある方は是非覗いてみてください。
●tetote → https://tetote-market.jp/creator/tetoito/
●Creema → https://www.creema.jp/creator/2342945


ということで、インドで生地探しシリーズ完結です!
書ききれてないこともあると思うけど、、、いいや(;'∀')
もしもインドでの生地探しについて知りたいことがありましたらお気軽にコメントなどください♪
私が知っていること、覚えていることであればお答えします!

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布好き、手芸好きの人にとってのインドでの聖地はきっとカッチでしょう♡
私にとってもそうなのです。
最も好きなブロックプリントと刺繍モノのが生み出される場所ですから(*´ω`*)
しかし広大なインド!!
空は飛行機があるけど、陸路は列車か車というなかなか移動に時間を要する国なのです。
デリーに住んでいても、ジャイプルへ行くようにちょろっとは行けないのだけど、
でも住んでいるうちに行かないという選択肢はない!ということで、カッチ行きがインドでの最終旅行でした。
カッチがあるのはグジャラートの西側。
空港があるのはブジというところなので、デリーからの直行便はなく、ムンバイ経由で行きました。
まずはブジの街中をお散歩。

小さな手芸屋さんでこういうミラーワークに使うミラーが売られていて1人テンションあがる私。。。
これはデリーでは見たことがなかったなぁ。
たまたま通りすがりになぜだか気になったお店が理想通りで自分の嗅覚に驚いた!こちら↓



一階にもショールとか小物とか色々置いてあるのですが、物色しているうちに私が欲しそうなものが店員さんに
伝わったようで、それならこっちにもある、こっちにももっとあると、どんどんお店の奥に案内されました。
売り場というより在庫を保管しておく部屋という感じ。

品定めに夢中であまり写真を撮っていませんでしたが、棚一杯に刺繍物がわんさか!!!
ミラー風のフィルムを使って機械で刺繍されたものもたくさんありましたが、
手作業で刺繍された壁掛けなどもたっくさんありました✨
それらは中古品の古いのもあれば、新品のようなものもあります。
これまでデリーやジャイプルでもこういうものを探していた私。
でも高くて手が出せなかったのですが、ここは違う。私にとって妥当な価格でした。
(ここで相場を知れたのも翌日のために役立ちました)
気に入ったものを引っ張り出して、一枚ずつ広げてもらいながら、欲しいものを絞っていき、いくつかを購入しました。
見終わった後の部屋はすごい散らかりようでしたが(;´・ω・)そういうことも気にならないのがインド!笑
購入したもののひとつは今我が家に掛けてあるこちら♡

そして翌日。
ブジの観光のメインイベントはおそらく多くの方が村々をまわっての手工芸品の製造過程見学や購入。
西遊インディアなど日本の旅行会社も手配をしてくれます。
私たちはガイドは付けず、車と行き先を把握している運転手さんを手配してもらって、村々をまわりました。
例えばこんなところ。

可愛くペイントされた家でおばちゃんが自分の作ったものを見せてくれたり、
販売係?のオジサンが販売用にストックされたものを見せてくれたり。

素敵な刺繍作品がたくさんあったのだけど、ここは結構高い値段を言われました。
大量生産されたようないわゆるおみやげ物とかだったら「ぼったくり!」というところなのですが、
こういう家族や近隣の人たちと手作業で作ったものを販売している場合、そう単純ではないですよね。
しかも自分もハンドメイド品を販売することがある身。しかもその作品が好きで尊敬しているのですから。
作り手のことを無視したような値切り方はしたくないし、こういう伝統的な手仕事が廃れて欲しくないという
思いも込めてある程度の金額は払うべきだと思います。というか、インドに暮らしてからそう思うようになりました。
だからと言って高額ならやっぱり手が出ないので値段交渉はするのですが。
しばらく平行線でしたが、最後に前日のお店での値段も踏まえて自分がこの価格なら買うという価格を伝えました。
オジサンはどこかへ相談に行って戻ってきて、その価格でいいよということになりました。
感謝して、いただいて帰りました。

このあたりの伝統的な家は上のような丸い家が多いようです。
でも随分新しい感じがするのは、数年前の地震で多くの家が倒壊したからです。
それで各所からの寄付などで再建されているので、「インドの西の果ての村々」という響きから想像する感じとは
ちょっとイメージが違う場所も多々ありました。
しかも観光産業としての地でもあるので、伝統的感じに新しく作った、という感じです。
昔のままじゃないのか、、、と残念に思う気持ちも正直ありますが、
震災からの復興と、そこに住む人たちの暮らしがより良くなることを願う方が先ですね。

このおうちの中も、お客さんに見せるためということも考慮してのものなのかもしれませんが、
もう全てが可愛くてうっとりしました♡こんなところに住みたい(*´ω`*)
それから、作品が素晴らしかったのはこちらKala Rakshaさんのミュージアム。
ホームページ http://www.kala-raksha.org/index.htm
NGOが入って、伝統的な柄や手法などを研究したり、古い作品を保存したり、
地元の人たちに教えて作品を作ってもらったりしているそうです。

ここを訪れるまでに見たものは、それもとっても可愛くて素敵で、だけど昔からお母さんとかおばあちゃんが作ってきた
という感じで、手作り感あふれる温かみのある作品ばかりだったのですが、
ここにきて作品の緻密さと美しさにビックリ。ため息ものです。。。
ショップには作品もたくさん販売されていて、値札も付いていますので安心です。
作品によっては結構いい値段はしますが、その作品にかけられた手間や技術の分だけの
値段がついているという印象で、妥当だと感じました。外国でも十分受け入れられる美しさです。
そしてもうひとつ!!
ここではブロックプリントも作っているのですよ~✨
先日ご紹介したジャイプルのブロックプリントとはまたガラリと雰囲気が異なります。
イスラム教の人たちによって作られたアジュラク染めと言うもので、
天然染料を使った深い色味で、柄も宗教的な影響があってか幾何学模様が多いのが特徴です。

訪問したのはこちら↑
この日は祭日で工場は稼働していないということでガッカリしたのですが、、、
布を買いたいと告げるとたくさん保管された部屋に連れて行ってくれました。

興奮気味に、大人買いしましたとも!
アジュラク染めはデリーではあまりお目にかかれません。
前の記事でご紹介したと思いますが、デリーのnature bazaarには時々グジャラートから布を携えて
イスラム教徒のいい雰囲気のおじちゃんが出店してくれていましたが、
そこ以外ではまとまった量のアジュラク染めの生地には出会いませんでした。
こうして大量の大好きなものを抱えて帰ってきましたとさ♡
そしてそのいくつかは既に小さなお洋服になっています♪
インドの素材を使ったこども服や小物はtetoteとCreemaに出品していますので、
ご興味のある方は是非覗いてみてください。
●tetote → https://tetote-market.jp/creator/tetoito/
●Creema → https://www.creema.jp/creator/2342945


ということで、インドで生地探しシリーズ完結です!
書ききれてないこともあると思うけど、、、いいや(;'∀')
もしもインドでの生地探しについて知りたいことがありましたらお気軽にコメントなどください♪
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